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明日、31日土曜日DJ WAKANAの10周年記念イベントが 開催されます!!
明日、31日土曜日DJ WAKANAの10周年記念イベントが 開催されます!!



10th Anniversary of DJ WAKANA 【Banquet of Hell】
2014.05.31(sat)
24:00 OPEN&START

Shinjuku RUIDOK4
(http://www.ruido.org/k4/)
adv/day ?2000+1drink



DJ WAKANA活動10周年記念と誕生日を兼ねた初主催イベント。

スペシャルゲストとしてDJ SiSeNが緊急来日&出演決定!

異彩を放つBANDのLIVEにDARKな音を操るDJ陣。

レザー、昆虫標本、PVC、DOLLアクセサリー、Silverアクセサリーのブース勢に加え、SiSeN×Nudesoxオリジナルタイツも数量限定で販売決定!

先着100名様にWAKANAからのプチプレゼントあり☆

また、当イベント限定カクテル
「紫色の肉いヤツ」
スミレのリキュールベースのカクテルをご用意!幻のわかにゃん手作り唐揚げとセットで販売予定!
唐揚げはお酒が飲めない方でも、ドリンク+100円で注文できます◎
5kg、120人分用意しましたが、無くなり次第終了です。


ジャンルに囚われる事を嫌う、主催者WAKANAがこよなく愛する「アーティスト」「作品」「音」「世界観」ばかりを集めた一夜限りの魔界の宴。

この夜を越えずして新たな月は昇らない。

LIVE
highfashionparalyze
CustomMummy

DJ
WAKANA
SiSeN
Chihiro
AKIRA
P.R.D.

VJ
思考サコ

CAMERA
840(はっしん)

BOOTH
SiSeNオリジナルグッズ
fetis
military☆rose
DALKIMA
FREAKS CiRCUS
avatara


☆この日は徒歩数分のキリストンカフェでTokyo Decadanceも開催!
どちらのイベントも再入場OKなので、二つのイベントを体感しましょう。
この夜は新宿がアツい!!!!!

https://www.facebook.com/events/501792393266399/

見られない方はこちらから!

http://iflyer.tv/ja/event/189620



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初めて野方ホープ喰べました。
打上げ抜け出し初野方ホープ!!


こないだ20年ぶり位に、目黒の鹿鳴館で演奏して、いやあ、いつの間にかここら辺、ラーメン激戦区に成ってたんですね。
しかしながら、鹿鳴館に来る意外は、殆ど目黒になんて来ない僕としては、当然ながら、この目黒のラーメン事情にも疎いわけで……。

そうは、言いながら、やはりラーメン好きな僕としては、当然気に成る訳で……(笑)。

でも、割とチェーン店が多いのかな……、
天下一品を始めとして、野方ホープ、揚州商人、づゅる麺、麺屋百式、麺屋藤しろ、と、他でも聞いたような店が並びます。
他にも、個性的な独立店も多く、正に激戦区。
こりゃ、目黒でライブするのも悪く無いかな(笑)。

とは言うもの、ライブ前のラーメンは、ばっきり言って、絶対駄目、身体が動かなく成ってしまいます。

そんな訳で、ラーメンの誘惑に打ち勝ち、しっかりライブを敢行し、では、とラーメン屋に飛び込みたかったのですが、終わったら、終わったで色々在って、結局打ち上げの宴もたけなわを少しくだって、落ちついた頃に、一人抜け出しラーメン屋へ。
時間はもう、深夜二時近く、さすがに、この時間になると、営業している店は、数少なく成ってましたね……。

結局、余り選択の余地無しと、入ったのは『野方ホープ』。

近頃あちこちで良く見かけるチェーン店です。

25年位前から、環七のラーメン屋として、名前を売って来た店ですね。

最初ホープ軒系かと思ったんですが、どうやらそうじゃ無さそう。
ホープ軒の系列は、此方を参照して下さい。

まあ、ホープ軒好きな僕としては、その得体の知れなさと、学会系だと言う噂や、林由美香さんの事や、なんか、余計な要因が邪魔して、何と無く行きそびれてた店です。

まあ、幸か不幸か、今回は選択の余地無しと言う処で、初野方ホープを頂く事に。
深夜二時近く、流石に客はまばらですね。

カウンターメインの店内、中々モダンな作りです。

30人位入れそうかな、4人掛けのテーブルも在ったような気がしたな。
なにせ、酔っぱらっているので、そこら辺は、ご容赦を……。

テーブルの上には、漬物、ニンニク、ニンニク絞り器、そして粒の生ニンニクがごっそり置いてあります。

どのラーメンも+130円で味噌に変更できるみたいです。

脂の量は、
こてこて、こってり、ふつう、あっさり、あぶらぬき、と五段階から選べる様に成ってます。

しっかり酔っ払っていたし、近頃流石に、超くどいのは、きつく成って来たので、取り敢えず、こってりをオーダー。
麺はいつもの様に硬め、味は濃い目をお願いしました。

暫くして、やって来たこれが、野方ホープのラーメンでございます。

チャーシュー2枚に海苔1枚、ネギにメンマにモヤシも載っています。

スープには、タップリ浮いた背脂。

確かに見た目は、ホープ軒流れの様な気もします………。
ホープ軒系と言っても弁慶系ぽい感じですね。

なにはともあれ、頂く事に。

割と味濃いですね……(笑)。
次回は、濃い目にしなくても良いかも。
見た目より、アッサリしてて、ほどよいギトギト感(笑)。
割と柔らかい感じかな……。

やっぱり、つけ麺じゃなくてラーメンはこんな感じが良いですね(笑)。

近頃、濃厚ドロドロ、ベジポタとか、魚粉載せ魚介系豚骨濃厚スープとか、何だか意味の分かんない物まで数多くある中で、昔ながらの東京醤油豚骨チャッチャ系ってのも、たまには良いですよね。
かえって落ち着きますよ。

麺は中太縮れ麺。

丁度良くスープに絡む感じデス。

呑んだ後にもいけるかな……。
僕は呑んでる途中ですけどね(笑)。

叉焼は肩ロースかな?
噛み応えもあり、普通に悪くない感じかな。


ある程度食べたところで、
ニンニククラッシャーで、ニンを一つ潰して投入。

この後、打上げに戻るので、ちょいと気になる処ですが、やっぱりこの手のラーメンは、ニンニクですよね(笑)。

しっかり、味がしまりましたよ。
飲んべえには堪らん味です。


そして、ホープ軒本舗に在るみたいな、唐辛子を投入。

豆板醤でお茶を濁すホープ軒系が多い中、この手の唐辛子を置く姿勢は、ホープを名乗る資格在りかな……(笑)。


まあ、普通に美味しく頂けましたよ。


この野方ホープがホープ軒系なのかどうか分かりませんが、いやどうやら殆ど無関係らしいのですが(笑)、味的には、ホープ軒系と言っても悪くない味ですね。

背脂好きには、又たべたくなる味です。

まあ、又頂いてもいいかな……。
又鹿鳴館でライブやろうか(笑)。


そんな訳で、ホープ軒好きなジュネ様ですが、はじめて野方ホープを頂いたと言うお話でした。

その後打上げに戻り、朝迄コースのジュネ様だった事は、内緒にしといて下さいね(笑)!!



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今蘇るCRASS伝説リアルパンクの軌跡
『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』


クラスの映画を見てきました。


私は中学生の頃から、ジェリールービンや、アビーホフマンのイッピー思想に被れ、緑色革命をバイブルと仰ぐ、ロック小僧でした。
ロックミュージックが、反体制なのでは無く、全ての反体制の物がロックなのだと信じて居た私にとって、商業主義のもと、精神性を失い、只々肥大化して行くロックミュージックは、既にロックと呼ぶに値しない物と成っていった。

しかし、根っからのロック小僧である僕がロックを見限るには、まだまだ口惜しく、しかしながら目の前に流れる、毒の消えた商業音楽然とした、ロックミュージックを肯定する度量ももたず。
高校生にして、僕はロックミュージックに絶望を感じてしまっていた。
そして全てが退屈になった。

そんな僕の前に、カウンターカルチャーとしての機能を失ったロックミュージックに対して、正に反旗を振りかざす様に現れたのが、パンクロックであった。

それは、音楽的には、技術的にも、作品的にも何一つ魅力のない、単純なロックンロールであったが、其れでも反体制と言う旗頭を背負って居るだけで、僕にとっては十分だった。

僕は直ぐにこのパンクロックの流れに飛び込み、パンクスと成った。
そしてその日から、僕の前から、退屈と言う言葉が消えた。

僕は、東京ロッカーズと言うジャパニーズパンクロックムーブメントの周辺に生き、バンドを作り一緒にロックもした。
それは、十代の僕には楽しかったし、パンクロックと言う新しいロックスタイルを気取るのもカッコよかった。
そして、なにかに反抗して居る様な反体制気分も爽快だった。

でも何か満たされず、僕は1979年の夏の終わりに、マンネリして来た東京を去り、ロンドンに向った。

実は僕は、東京を去る三ヶ月前まで、ニューヨークに行くつもりでした。
元々僕がパンクロックに傾倒したきっかけは、ベルベットアンダーグラウンドの存在であり、僕は完璧にニューヨークパンク支持派で在ったのが、何故か急に行き先をロンドンに変えたと言う経緯があって……。
未だに、何故あの時行き先を変えたのかハッキリした答えを持たない。
虫の知らせだったのかもしれない。
兎に角結果として、その時訪れたロンドンは、新しい物が産まれる息吹で、充ち満ちていた。
まさに、スインギングロンドンそのものだった。
因みに、同時期ニューヨークは何も新しい物を生み出す事も無く、衰退して行きました。
結果、ロンドンを選んで正解だったと言う事でした。

そんな初めて訪れたロンドンの北部の街で、僕はある落書きに目を惹かれた。
落書きは、型抜きにスプレーで丁寧に描かれた物で、クラスと書かれ、『君も革命のスタッフに成れる』なんて書いてありましたね。
非常にクォリティの高い落書きで、
在る意味落書き印刷と呼べるものでした(笑)。
他に、クロスの様な円形のマークとアナーキーマークが描かれてましたね!!

この落書きの意味を、全く知りませんでしたが、ふと気付くと、パンクスの背中にも落書きと同じマーク、同じ言葉を見つけました。
それがパンクバンドのプロパガンダであるということは、直感的に分かりました。
そして、まだ見た事も、聞いた事も無いクラスなるバンドに、凄く心を動かされました。

しかし、ロンドンパンクに疎い僕は、クラスについて何も知らなかったので、彼らの事をすぐさま調べ、ロンドン北部の小さなライブハウスにクラスと言うバンドを見に行きました。
いやあやはり異質でした。
そこで見たのは、普通のパンクバンドのコンサートとは、全く空気が違ってました。

ロンドンに渡り、毎日の様にパンクバンドのギグに顔を出して居た僕にとってもその光景はかなり異様なものでした。

先ず目を引いたのは、ステージに貼られた日本語で書かれた反戦という文字。
そして街の壁に暗号のように、書かれて居たあの円形のクロスの様にも見える複雑なシンボルマーク。
他にも色々と旗が下げられ、その様子は、正に政治集会、若しくはカルト教団のミサの様にさえ思えました。


そして出てきたメンバーたちの年齢層の高さにも驚きました。
はっきり言って、みんなおじさん達でした。
まだ僕も二十歳だったので、かなりの異様さを感じました。
しかし彼らは、全員黒いボンデージ系のパンクルックで身を包み、その様は、かなり戦闘的でさえあり、かなりクールなものでした。

観客の年齢層は幅広く、若いパンクスから、どう見ても中年の男女の姿も多く、このバンドが全く他のバンドとは違うフィールドの元に成り立って居る事を感じました。

そのクラスのステージの脇には、スタッフとおぼしきヒッピー風な姿も見らる、その中には日本人の中年女性の姿も在りました。

僕はすぐさまこのバンドが、何らかの活動家のバンド又は、ヒッピー崩れのコミューン生活者のバンドである事を直感しました。

あの当時、ヒッピーはパンクの敵としても見なされていましたが、元来イッピー上がりの僕には、何か僕が参加すべき物が目の前に在る、そんな感じさえ受け、引き込まれる様に彼らのステージに釘付けに成りました。

生憎彼らの歌詞が理解出来る程の英語力を持ち合わせて居なかった僕ですが、歌ってることが、強烈なメッセージである事、そしてアナキスト的反体制主義のアジテーションで在る事も理解出来ました。

そしてその音は、ストレートで単純なロックの様で在ったのですが、ギターはかなりノイズに近く、その音自体も既存のロンドンのパンクバンドの音とは違って居ました。

ステージでは、暴れるわけでもなく暴力的になるわけでもなく、しかしその言葉は力強く、これが今のリアルなパンクなんだと僕は実感しました。

そして僕は、このクラスと言うバンドを何度か追いかける事となりました。
ステージ脇の日本人らしき女性に声をかければ、彼らと何か行動する事も可能だったかもしれません。

しかし、そこ迄深入りする前に僕は、バウハウスと出会い、彼らのパフォーマンスに魅了され、アート系の表現主義的音楽にはまり、いつしかクラスのライブに足を運ぶのを辞めていました。

しかし、強烈な反体制志向は、僕の中で息づき、日本に帰って結成したAUTO-MODには、思想的部分で、大きな指標と成り、初期のAUTO-MODは、反帝、反社会を唱える、かなり政治的バンドとしてスタートしました。
まあ、後にAUTO-MODが宗教的反社会志向に陥り、精神的独立国家イースタニア、そして反物資世界デストピアを目指したのも、バウハウスの表現方法にクラスの政治性と共同体志向を持つ事から始まったバンドの性だったのかもしれません。
あの頃は、マジ僕もやばかったデス。


そんな、僕にとって原点と成り得るバンドの映画が今公開されているんです。


もし、バウハウスに会わなかったら、彼らクラスの運動に参加して居たかもしれない。
そう成っていたら、僕の人生は、まるっきり違う物に成っていたはず。

しかしながら、実際日本に帰ってから、クラスがその後どの様な歴史を辿ったのかは知らなかった自分にとっては、この映画は、正に衝撃でした。

あれから35年、あのクラスの動向を記したドキュメント映画が公開されました。

『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』

まさか、今に成って、こんな物を見られるなんて、凄い事ですよ。



そして、僕は彼らの本当の姿を知る事ができました。

どうか、30年前にパンクムーブメントに関わった方、是非ともこの映画を見て下さい。
そして、もう一度、あのパンクムーブメントと言う物を再検証してみて下さい。

パンクムーブメントを全く知らない、今の音楽愛好家の方達にも、こう言うロックも在る、と言う事を知って貰う為にも、是非とも見て貰いたい映画です。

6月13日迄の公開です。
この貴重な体験を是非逃さないで下さい。

『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』
5月3日(土)〜新宿K's cinema 爆弾投下!レイトショー(連日21:10)

http://www.curiouscope.jp/CRASS/

監督アレクサンダー・エイ
出演CRASS/ペニー・リンボー/スティーヴ・イグノラント/ジー・ヴァウチャー/イヴ・リヴァティン
作品データ2006/オランダ/64分/カラー・モノクロ/4:3/HD



解放運動が盛んだった70年代後半から80年代に一世を風靡した
イングランドのアナーコ(無政府主義)・パンク・バンド、CRASS(クラス)。

同時期に活動したSEX PISTOLSやCLASHなど、商業主義に絡め取られた初期パンク・バンドを反面教?師とし、"アナーキー&ピース"の理念に基づき「誰にも支配されず独立した一人一人の?行動が平和につながる」という平和主義を基本に活動。反戦、反核、反キリスト教、反物?質主義、反動物虐待、反性差別、反環境破壊などについての強力なメッセージを発信した?。

メンバーは"ダイヤルハウス"と呼ばれる家で集団生活を送り、
レコーディングやレーベル運営などすべて自分たち自身で行なうという、パンクの基本精?神であるDIYアティテュードを完遂。
彼らのレーベル「CRASS RECORDS」は、ビョークがヴォーカルだったK.U.K.L.ほか、CAPTAI?N SENSIBLE(ex. THE DAMNED)、
THE MOB、ZOUNDS、CONFLICTなど100組近いバンドを輩出。
主要メンバーは現在も"ダイヤルハウス"で自給自足の生活を送っている。

当時の貴重な映像、彼らの楽曲を織り交ぜつつ、
現在もダイヤルハウスで暮らす彼らの様子を映し出したこのドキュメンタリーは、
観る者に今日の経済成長のパラダイム、消費中心主義世界への疑問を抱かせる。

彼らは言う。疑問を持ったら主張すべきだ。
何故なら、自分を支配できるのは自分だけなのだから、と。
●『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』

5月3日(土)〜6月13日(金)
新宿K's cinema 爆弾投下!レイトショー(連日21:10)

http://www.curiouscope.jp/CRASS/




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水族館劇場アングラの戦慄が再び!!

三軒茶屋の杜に再び現れた、魔界劇場。



世田谷区太子堂の鎮守の杜に潜む太子堂八幡の境内に、今年も奇矯な河原役者達の手により歴史の闇に葬りさられた者達の迷宮の城が築かれた。



世田谷区太子堂の鎮守の杜(もり)太子堂八幡神社境内にて水族館劇場2014年新作『嘆きの天使』が公開されています。

今回も凄いです。

そんな訳で、再び今年も水族館劇場を見て参りました。

『水族館劇場』、その存在は、今や絶滅危惧種となったアングラ演劇の正当なる継承者として、今や文化人の指示と注目を集め、座長であり、演出家であり、座付き作家の桃山邑は、近頃大学での講義、講演などに引っ張り出されるなど、ずいぶんアカデミックに活動してますが、結局は、流浪の河原者、小屋さえ建てれば、やりたい放題、治外法権のパンク演劇、今年もかましてくれましたよ!!

過去には、馬が出て来たり、飛行機が落ち、列車が はしり、巨大な船が現れたたりと、常に、非常に大掛かりな舞台装置によるスペクタクルな展開を見せ、既存の劇場空間では不可能な、野外劇ならではの驚愕の演出を繰り広げて来た、超絶アングラ芝居です。

始まる前から、境内は、不思議な雰囲気に満ちていきます。




今回も開場前の野外プロローグから、度肝を抜いてくれます。


歌う千代次さんの肩には、樺太梟の智恵蔵が‥…。

パンキッシュな杉浦康博の本格的皿回しに驚かされ、


そして、闇の亡霊達が、奈落の底から這い出して来ます。


役者達は、高き木の上から、宙吊りとなり現れたり、水の中から現れたりと、まさに神出鬼没の登場の中、数トンの水が巻き上げられ、そして激しく流れおちてゆく、正に命がけの芝居です。



今年のプロローグはそれ自体で、完成された一つの舞台と成っていました。






残念ながら、写真はここ迄、プロローグが終わり、観客達は、亡霊達のテント小屋へと、導かれていく。

小屋の中、本番中は、絶対撮影禁止デス。

今年もそのテントの中では、想像を超える、アングラ演劇が展開されてましたよ!!

亡霊どもは時空を超え、海を渡り、金塊を積んだ沈没船を探し、雪のロシアにソリを走らせ、そして船は、天空をめざす。


刹那の幻惑芝居は、観客をその迷宮に閉じ込め、再び迷宮地獄に、引きずり込む。

毎回の事ですが、台本は、未だ未完(笑)。
台本は毎日書き直され、この流転の芝居の結末を更なる謎へと導く。

正に日替わり芝居の面白さ、観客は楽日迄、その行方が気になり、又再びこの小屋を訪れる事となる。

そんな中観客達も自分がその河原者と同一化し、遠き血脈の記憶を呼びさまされている事に気付く。

今回は、スペクタクルもさることながら、怪優揃いの役者達の成長とその役処の変化に目を惹かれました。

旗揚げ当時は、二枚目役者としてならした『小林虹兒』は、今や水族館劇場を引っ張る怪優と成り、その冥府の王たる威厳までみにつけて来た。
欲を言うなら、もっとえげつない憎まれ役も見てみたい気がする。

そんな水族館劇場の芝居に、スーパー汚れを演ずるスーパー婆あ役者『風兄宇内』のパワフルでアナーキーな怪女優ぶりは、益々凄みをまし、彼女が現在の水族館劇場になくては成らない女優に成って来ている事に気付く。


今回目を惹いたのは、『上山薫』の存在である、幼少より、水族館劇場のテントで育った水族館劇場純粋培養女優であるが、その女優としての資質は、今回の少女調教師役で開花されたかもしれない。
あくまで子役的なスタンスですが、彼女の成長はこれからも暖かく見守って行きたい気分に成ってきましたよ。

そして、水族館劇場の看板女優『千代次』の芝居に、驚かされた。
彼女の芝居はもう何十回見て来た事か、古くは、『曲馬館』そして、『驪団』そして『水族館劇場』と、三つの劇団を渡り歩いた彼女を見続けたなかで、今回彼女が、モンペ姿に姉さん被りで、セーラー服姿の『鏡野有栖』と共に連続殺人事件を起こし囚われた息子ノリオについて、東北弁で淡々語るシーンは、今まで見た、どの『千代次』とも違っていた。
そこには、実際の母である、『千代次』の姿が、そして日本の繁栄の下敷きと成って、虐げられ死んでいった、全ての貧しき子供達の母親の姿があった。
暖かく、純朴で、慈愛に満ち、哀しく、無力に黄昏れる母の姿。
そんな『千代次』の姿は、これからの水族館劇場の芝居の可能性のようにも思えた。

ほかにも、『鏡野有栖』

『藤島函』の安定した演技にも支えられ
今回のこの水族館劇場の芝居は、中日にしては、中々良く出来た芝居と成っていた。
因みにうちの娘は、藤島君押しです(笑)!!

火曜日より、最終週へと突入する。
台本の仕上がりと共に、更なる役者達の変化が気になる処で在る。

水族館劇場と言ったら、芝居が終わった後、テント内で観客と役者達が酒を汲み交わす打ち上げは、もう一つの楽しみでもあります。



先程迄の亡霊達が目の前で、酒をついでくれる、これは楽しい宴ですよ(笑)!!

この芝居は、来月3日迄続く。
あと、残す処八回と成った今年の水族館劇場。

これを見逃す手はありませんよ。
いや、必ず見に行くべきですよ!!


その怪しき流れ者達によって作られた劇団は、再び三軒茶屋の地に時空の闇を穿ち、遠き過去の亡霊達の記憶をこの21世紀の東京に解き放つ。
再び始まる忘却の迷宮巡り。
全ての観客は、その血脈の記憶に戦慄を覚える。
狂気のスペクタクル水族館劇場、今こそ必ず体験して下さい。
今、世界でもこんな芝居が見られるのは、この水族館劇場しかいないと思いますよ(笑)!!

僕も時間の許す限りこの劇団の狂気に染るつもりです(笑)。


兎に角怖い物見たさ、凄い物見たさの皆さん世田谷区太子堂の鎮守の杜太子堂八幡迄、足を運んでみて下さい。
驚愕の体験が皆様を待ち受けていますよ。

幻想と狂気の水族館劇場。
是非、是非、御覧あれでございますよ(笑)!!

桃山邑作、演出「嘆きの天使」
午後六時四十五分開演。前売り四千円、当日四千三百円。中高生二千七百円。
詳細は水族館劇場ホームページをご覧下さい。
問い合わせは=電090-8391-1634














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水族館劇場これから始まります!!
今年も水族館劇場の季節がやってきました。


実は今回いろいろあってこちらに来るのが、遅れてしまいました。

既に、中日を過ぎています。
残るは公園は、あと10日くらい。
施設応援団としてはかなり失敗こいてます。

と言う事で、今回の公演、僕も本日が初めて。


期待してます。

もうすぐはじまります。

レポートは後ほど!!


皆さんも是非見に来て下さいね!!



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