やはり浅草、旨い煮こみが在りました。
ロック座からJRAウインズの裏手に抜けると直ぐ煮込みの正ちゃんが見えてくる。
ここは、ちゃんと店もあるのだが、店の前に置かれたビーチパラソルがこの店の特等席になっている。
このオープンカフェ状の店先に昼間っからいい感じの親父達が赤い顔ではしゃいでいる。
そしてこのおやじ達を尻目にひっきりなしに人力車が眼前を通って行く。
ほんとここは、東京と言うより浅草と言う名の別世界と考えた方がいい。
街を歩いている人種そのものが違うというか、とにかくラテンぽいアナーキーな風を感じる街ですね。
当然ここで食べるのは、牛すじの煮込み400円、そしてホッピー!
ここの煮込みは、モツは使わず、牛肉と牛スジを小さめにした物を同じ位の大きさにしたこんにゃくといっしょに醤油と砂糖、酒、化学調味料で甘辛く煮込んだ物で、スジ肉と言っても土手煮とは違いあくまで関東風の味付け。
牛丼の味付けを甘辛く濃くした感じですね。
これに、ズドンと豆腐が半丁入っていて、かなりのボリュームです。
肉自体はとても柔らかく煮込まれ、ましてや肉片は小さくなっているので、スジ肉のゼラチン質がきょときょとした独特の質感で口のなかで跳ねて、これまた楽しくなってくる。
肉も肉だが、スジ肉と同化するように煮込まれたこんにゃく、そして別鍋で煮込んだと思われる豆腐も又中々旨く、これではホッピーが何杯でもいけてしまう。
残った煮込みをライスの上にかける、旨い!絶品牛スジ丼の出来上がり!
元々この煮込み丼は、牛丼五百円としてここのメニューにある。
この正ちゃん、最初から食事目的のかたにも十分対応できます。
しかしここのホッピー400円は、中身の焼酎の量が半端じゃなかったな(笑)。
なんと氷は入っているもののジョッキの三分の二以上の焼酎が注がれた大きめのジッョキとホッピーの瓶と共に出される。
この焼酎自体アルコール度数が少なめなようでかなり飲み易い、しかしそれはそれでかなり危険要因となってくる。
飲み易さ故、そんな焼酎だらけのホッピーをぐいぐいやってると、ちゃんと落とし穴が待っているる。
偶然隣あわしたご機嫌なおやじ達といい調子で盛り上がったところ迄はしっかり覚えているが、悲しいかなその後の記憶が全くない。
これ僕の最悪パターンです。
これ今まで何度失敗した事やら……まあ身なりからすると余り乱れはないみたいなので大丈夫かもとも思いますが、やはり何とも不安な状況ですね。
皆さんも飲み過ぎには注意して下さい。
でも、又絶対来てしまう店だろうな………(冷や汗)