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『Goth Saves Japan 2012』
『Goth Saves Japan』ゴスセイヴジャパン2012
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(ゴスセイヴジャパンは、あしなが育英会を応援します。)



あの東日本大地震が起こってから、すでに10ヶ月の時が過ぎました。
当初は津波と地震災害がメインに考えられ、被災地の復興、被災者の救援を合言葉に日本中が一つと成って動き始めた救済、救援活動。
しかし、10ヶ月という時間は、その一つになる筈の気持ちに、大きな陰りを見せてきました。
その一番の原因は、やはり原発問題ですね。

原発問題は余りにも大き過ぎ、そこに潜む闇は、一つになろうとしていた日本人の心さえも、粉々にしてしまった気がします。

国は、余りにも事実を公表せず、ペテンのような安全論を吐き続け、マスコミもほぼ此れに従った論調を繰り返す。
これを信じ続ける人々が生まれるのは当然の事、いや日本人がこう言った大本営に惑わされやすいのは、民族的弱点かもしれませんね。

一方Twitterでは、隠蔽された事実がザルから漏れるように大量に流れだし、僕達が今居るこの国が、どれだけ恐ろしい国かと言う事を事細かに教えてくれてます。
このテレビ等の一般マスコミと政府発表を信じる人々と、TwitterなどのLIVEな情報を信じる方々との間では、恐ろしい程の考え、感覚の差が生まれてしまいました。

昨年末発表された政府発表などは最たる物で、あの安全宣言は、一方では経済活動の再開の狼煙、そして一方では亡国への扉の解放音に聞こえた筈で
す。

この二分化は、被災地の方々の中にも生まれ、そこには悲しき対立も生まれて来て居るようです。
人々の中には、どうしようも無いのだから、敢えて事実を知る事を拒否している方も居るみたいです。

今そんなズレが日本中に広がり、ボランティア運動の中にさえも微妙な不況和音生じて来て居る様な気がします。

震災直後は、風評被害に悩む東北の産業を復興させよう、復興の為に被災地の観光を復興させ、東北再生を目指せと、その思いは重く熱い物でし
た。

ロック界も、その復興支援のバイブレーションを感じ、氷室君やコンプレックスなど大物アーティストがその熱い思いを爆発させてくれました。

また、ハードコアのパンクス達が、現地で復旧活動をしたなんて話しも沢山聞きました。
中には、タンクローリーにガソリン詰めて向かった猛者も居たみたいです。

福島で大きな支援コンサートを開きたいなんて企画も沢山立ち上がっていたみたいですよ。

そんな熱い思いの中、僕達ゴスセイヴジャパンもこの日本の復興の役に立てればと、募金や支援グッズの販売利益を日本赤十字に寄付をする事を目的とした復興支援活動を開始しました。

しかし時が経ち、原発問題がクローズアップされていくにつれ、余りにも複雑な問題が生じてしまいました。

食品に対する拭い去れない不安、
復興、支援の為に現地でイベントを行う事により、線量の高い地域に人々を集めたり、留まらせてしまう不安、
放射能除去作業の必要性と、其処に従事する危険性、
何よりも今、放射能汚染地域に安全だと騙されて人が住み続けて居る事実、
瓦礫を早急にどうにかしなくては成らない必要性と汚染物質を全国に拡散させる危険性、
そして最も問題なのは未だに放射性物質を垂れ流しながらの政府の収束宣言、
肝心な核燃料が炉内からメルトスルーして地中のどこにあるかも判らない中、炉の冷温停止に意味があるのか…
まだまだ挙げるとキリが無い程に世の中には矛盾が広がり、何を善しとし、何が悪いかなんて、とうてい一人の判断では、言い切れないカオスが拡
がってしまいました。

若いミュージシャンの中にも、原発問題は大きな温度差を生み出し、我々の一体感は危うい物に成っていきました。


ここで、極めて私的なゴスセイヴジャパンとしてのジレンマなのですが、
まず、募金活動としては、端的に言って日本赤十字が信じられなく成ってしまいました。

みんなが納得する運動を作る、其れが揺らぎ始めた今、僕たちは悩み始めました。

そしてもう一つ、僕達を悩ましたのは、日本赤十字社に対する不審でした。
物凄いお金が其処に集まっているのに、それが殆ど動かされていない事。
又、その使われ方が、殆ど第三者に丸投げ状態である事。
そんな話が僕の耳に飛び込んでくるのに、たいした時間は掛かりませんでした。
他にも、あまり良い話しは、聞こえてきません。
こんな情報は、震災後二ヶ月も経たないうちに、具体的な話となって僕達に届き、僕達はゴスセイヴジャパンの支援金を日本赤十字に一度渡しただけで凍結しました。
これは僕個人としては一番避けたい選択でした。

義援金をストックする事には、個人的にも嫌な思い出があります。
今後の為に敢えて語らせて頂きます・・・。
実は、16年前の阪神淡路大震災の時、市民団体系のパンクス達に話を持ちかけられ、中野区の施設内で会合、彼らと支援運動をしようという事にな
りました。
支援金は、その使われ方が目に見える、明確な場所に届けようとの事となり、僕は彼らの助けをする約束をして運動を開始しました。

彼らはバンドをやってはいるものの、無名なバンドの集まりであり、集客、及びプロデュースの力が無かったので、先ずは僕がクラブチッタ川崎に
て、3日間の救済コンサートを開く事になりました。
そして彼らがその後、その活動を草の根レベルで展開するという運動に成るべきでした。

この3daysイベントは.宙也君の力も借りて、パンク、ノイズ、ヴィジュアルと、多ジャンルから沢山のバンドに出て貰い大掛りなイベントとなりました。
しかしながら、クラブチッタ川崎という大きなハコで三日間の公演という企画は、僕たちの身の丈には合わない物であった様で、チッタ側に払う金も大きく、義援金を稼ぎ出すという目的には、全くそぐわない収益と成ってしまいました。
今思えば、3daysにしたのは大きな敗因でしたね。
又、ライブ会場を借りてチャリティーをするなら、会場側もチャリティーの意思を持ち、無料、又は通常の半額以下の会場費で場所、及びスタッフ
を提供してくれる会場が無い限り、チャリティーなぞするべきではないと実感しましたね。
おかげで収益金殆どゼロで実質赤字と言う形となり、とても外部にそれを発表する事が出来ない内情と成ってしまいました。

それでも、熱い一般の方からの募金だけはそれなりに集まり、僕達はそれを若いパンクス達に渡し、その後も数ヶ月募金活動を続けながら、在る程度のまとまったお金を彼ら渡し、母体で
ある若いパンクス達の草の根運動の奮起を待っておりました。
勿論、このお金を僕が赤十字なりに直接渡せるなら話は早かったのですが、この活動は、若いパンクス達の熱さにほだされて動き出した事。
彼らをを信じたいという思いも強く、又それは僕が動かす物でなく、彼ら自身が自主的に動かす物であり、僕はサポート、看板として動けば良いと思っていました。
しかしその思いは、何故か熱くは受け取って貰えませんでした。

いつまでたっても彼らの行動は起きず、連絡もなし、無名バンドの集まり故か、これと言った行動が起こせないまま時間だけが過ぎていきました。
僕は、募金活動を続けながらも、チッタの救済コンサートの微小ながら全利益、そしてその後も募金を続け、集まった義援金の全てを彼らに渡していたので、そりゃ気が気では在りませんでした。
結局この連中は、僕が動いた一年以上後で、高田馬場のライブハウス「エリア」にて、阪神淡路大震災救済コンサートを開きましたが、それは殆ど
彼等の身内バンドのライブでしかあらず、しかも僕には何一つ連絡無し、何せ僕はこのライブをライブハウスにあったビラで知ったくらいで・・・。
なんか虚しくもあり、ハッキリ言って呆れて、殴り込んでやろうかとも思ったのですが、イベントの性格上、事を荒立ててもとの配慮の元、そのラ
イブに乗り込むのは控えました。

ただ僕が、危惧したのは、彼らの企画したライブで、収益が出たのかどうか……。
御存じの通りライブをするためにはライブハウスに使用料を支払わなくてはなりません。昼間のライブなら、小さな会場でも当時10万以上、ヘタす
ると15万以上の使用料がかかったはずで、それだけの集客が出来たかどうか、非常に疑問です。
悪い考え方をすると、彼らのコンサートの赤字の穴埋めに、集めたお金が使われたなんて事はないだろうなと思ってしまうくらいで・・・。
まあ、その日に会場に行ってないので、観客が満員だったのかどうかは分からない訳で、彼らを憶測で非難する事は出来ませんが、結局彼らから
は、彼らの救済イベントの後も、収支報告も何もなく、連絡のないまま時間が過ぎ、彼らの義援金を集めた事に対するメッセージを目にする事も在
りませんでした。
業を煮やした僕が関係者に連絡した所、なんの問題意識もないまま、赤十字にお金を渡しましたと飄々と言ってのける始末。
まあ、赤十字にお金を渡した事は嘘ではないでしょうが、最初にあれだけ有効に使って貰える所に届けようと語りあったのに、「何だよそれは!」でした
ね。
だったらさっさと僕のライブの次の日に、赤十字に届ければ良かったじゃないですか・・・。
僕がその後集めたお金を渡した時に、すぐさま赤十字に行けば良かったじゃ無いですが……。
一番お金が必要な時に、支援団体の名目を保つ為に、長らくお金を宙に浮かすなんて、言語道断ですよ。
はっきり言って関係者全員集めて土下座させて、しばき倒してやろうとも思ったんですが、やはり人を信じてやってきた事なので、「そうですか」
で電話を切ってしまいました。
しかし今思えば、あの時僕を信じて集まってくれたミュージシャンの為にも、あの市民団体全員集めて、もっと問い詰めておいた方が良かったです
ね・・・。
はっきり言ってかなり後悔しています。
そしてその後、当然僕には、かなりダーティなイメージも付き纏う結果となりました。

そんな過去が在っての今回の救済活動、二度と同じ轍は踏まぬと、身の丈に合わぬ支援は避け、全てを自分達の責任として運営、集まったお金はす
ぐさま日本赤十字に入れる事を目的として動き出したゴスセイヴジャパン。
しかし、見えて来た赤十字の機能障害、やはり赤十字を信じる事ができず、このまま赤十字にお金を渡し続ける事が良いのか否や……、苦い過去への思いもよぎりました。
しかし、このままでは、義援活動と言う名目だけの活動になってしまう、やはり、ここは考え直すべきかと、やむなく凍結。
過去の事もあり、批判、誹りは当然受けても、本当に信頼出来る受け入れ先を探す事に致しました。

当然現地に直接お金を持っていく事も考えました。
その過程で、現地の状況を深く知る事も出来ました。
又、この時期、被災地物資支援活動:NBC作戦のスラングのKO君や、カイキゲッショクのHIROなど、先頭に立って動いて居る方々から色々なご指導を頂いた事に深く感謝致します。

そしてそんな中、僕達が辿り着いた答えは、原発問題を語り合うより、復興を語り合うより、とにかく子供を助けたい、子供達に未来を与えてやり
たい。
その為だけに動けば良いじゃないかと言う結論でした。

今しなくては成らない問題は山程あります。
そして目を向けなくては成らない問題も数えきれません。
しかし、今其れを議論するのは僕達の仕事ではなく、バラバラに成った皆の心を一つにして、子供達の未来をサポートする・・・先ずは其れでも良
いんじゃ無いかと。

国や社会は、個人情報を盾に子供達と僕達の接触を妨げます。
子供達を民間が援助するのには、意外と障害が多い事も知りました。

そんな中、僕達の前に現れたのは、昔から僕達が知っていた「あしなが育英会」でした。
これは反って盲点でした。

あしなが育英会と言ったら、昔から不幸にして親を失った子供達に、奨学制度を設け、多くの子供達を救って来た団体です。
僕達が踏み込めない所にも、その歴史と実績で深いパイプを持つ団体です。

そのあしなが育英会は、3月11日の震災直後から、東日本大地震・津波で保護者が死亡・行方不明または重度後遺障害の0歳児から大学院生までに返済不要の「特別一時金」150万円を給付しています。
その活動は、迅速で、大変信用出来るものでした。

そして僕は今の日本を見るに、3月の11日の震災だけでなく、これから不幸な境遇の子供達が日本中に恐ろしい数で増えて行く様な気がしています。

もう東日本大地震だけでなく、日本の運命は全てが大きく変わっていってる様な気がします。

ゴスセイヴジャパンは、微々たる力では御座いますが、そんな壊れだした日本の為に、あくまで子供達の幸せを願い、あしなが育英会に協力する事を決意致しました。

これで、10ヶ月近くキープした皆様の心を無駄にせず、最大限に活かせるような気がします。

ご心配かけてすみませんでした。
何の音沙汰も無く沈黙を続けた事をお許し下さい!!


新年一番にあしなが育英会に募金したお金をお渡しします。
そしてその証拠もしっかりこの場で公表いたします。

来年は、この運動をもっと組織化出来る様に頑張ります。

長々と書いてしまいましたが、ゴスセイヴジャパン、やっと活動が見えてきました。

今後とも日本の子供達の未來の為に、微力ながらもより一層頑張りたいと思っております!!
そしてこの小さなアンダーグランドシーンの運動ですが、出来るだけ長く続けて行けるよう努力致します。

今後ともより一層のご助力宜しくお願い申し上げます!!

2012 1月元旦
ゴスセイヴジャパン
AUTO-MOD GENET



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“事故そのもの”は終息、なんて、なんという言い逃れでしょう。この国、腐ってるね。
ただひとつ収穫だったのは、「これは、政府やマスコミのいうことは信用ならん。自分の目で見、自分の頭で考えなければ」ということに気が付いた人が増えたこと、だと思いますが。
それにしても、こんな事態をまねいた責任の一端がある「大人」の一人として、子供たちになんといっていいのか…。
裸ののうさぎマリオ | 2012/01/02 20:49
震災直後、福島から横浜の私の自宅に親族が避難してきたのですが、
2LDKに老若男女8人、犬3匹のカオス状態に。

数日後、いわきナンバーの親族の車や
あまりの出入りの人数に避難者だと感づいたまったく知らない近所の方が

『避難されてらっしゃるんでしょ?こんなことしかできませんけど・・・』



お米5kgと毛布をくれました。

その気持ちに涙が出そうになりました。
組紐屋 | 2012/01/03 13:19
結局、財界依存になってしまう政府に対して、どうしても期待が持てなくなってしまいますね。
また、これまでの方策をみても、その場限りの言い逃れと言われても当たり前です。

でも、敢えて僕は「このクニはダメだ」と、ピリオドを打ちたくありません。
何故なら、この局面に立ち向かっている方々がいるからです。

個々では、微力かもしれませんが、その小さな一粒が
少しずつですが、固まりになりつつあると思います。

ですが、原発がその活動にも影を落としています。

昨年末、自分の妹が男の子を授かりました。

その子をみて「彼の未来はどうなるのだろうか?」と
思いました。

彼らは、何もしていない。

この現状は、無自覚でいた私達大人の責任です。

子供達が、自分の未来に希望を持つ事は間違ってますか?
現状では、自分がガキの頃よりも、それくらいの事ですら出来なくなってると思われます。

初めから、諦めてしまう。

今の政策は、更にこの現状が深い傷になるだけだと思います。

自分は、このPUNXの世界に魅せられ、社会人しながら
ボンクラでいるのは、自分で選んだからイイのですが(笑)
今は、真面目に生きたいコ達すら、行き場が無い時代になってきています。

せめて、子供達全てが、諦観せず夢や希望を持てるようでありたい。

まずは、上司に白い目で観られても、自分のビートで行動し、結果を出してやるぞ、と。
身近なコから「アレでも良いんだ」ってみせてやるw

そこから、僕は始めたいと思います。
そして敢えて言いますが、それでも僕はこの国に生まれて良かったと思っています。
僕は、日本人として生きていきたいです。

とりとめの無い長文すみません。
自分が、ガキの頃から好きなジュネさんが、震災後からすぐにこの様に真剣に活動されている事が嬉しく、また励みになっています。

そして時の葬列、楽しみにしています!
自分も、頑張ります。
イケ | 2012/01/04 00:35
すみません。非常に感嘆したのですが、赤十字への疑義があるのに、なぜ、右上に赤十字への義援金のリボンがあるのでしょうか?

もしも、ずっと前からあるものでしたら、はずした方がよろしいかと思います。

K | 2012/01/04 20:34
COMMENT









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